たとえ住宅地でも、自然を感じながら暮らしたい。そんな要望を受けて、植栽や庭づくりにこだわったお家のひとつが「喜久田の家」です。
昨年の秋に完成してから約半年が経ち、初めての夏を迎えた7月上旬。植木の変化を撮影するため、先日カメラマンの平さんと一緒に喜久田の家に伺ってきました。
まずはアプローチから。↓こちらは昨年11月の様子。
金網で作られたユニット型のプランターに、植栽を施しています。プランターは、5×緑(ゴバイミドリ)さんのもの。色づいている紅葉のような木は「コハウチワカエデ」。
これが・・
ここまで、緑が育っていました!
手前にボリュームが出たせいか、玄関が奥まって感じられます。大谷石に映る植木の影も涼しげで、どことなく引き込まれるような雰囲気になっていました。
奥のプランターでしっかり葉をつけているのは「コナラ」。
こちらは、おばあちゃんのお部屋からの眺めを考えて造られた「和」の庭。ツバキやヤマツツジなど
季節によって変化の楽しめる花木が植栽されています。
↓こちらは
ガラッと夏の表情。
葉が茂って鮮やかですね。その中に、白や薄紫色にアジサイが咲いて、いっそう涼が引き立っていました。花はまだでしたが、これから楽しみです。
さて、和の庭の先には、木塀で囲まれたプライベートガーデンが広がります。
↑竣工時には、木々の葉も少なく、まだ地面の土も見えていましたが、、、
芝が生えて、一面緑色の絨毯!
広葉樹と針葉樹をミックスした植栽も青々と茂って、リビングやデッキからの眺めも最高でした。今の時期は、この爽やかな緑を毎日見ることができるなんて・・・夏の暑さも吹き飛びそうです。
こうしてみると、四季の変化があるって有り難いことですね。こんなに違った風景を毎年楽しめるのだから、庭や植栽などで暮らしの中に積極的に取り入れたいものです。
今は、夏休み。子供の頃に遊びに行った、おばあちゃん家のことってよく覚えてたりします。
今年喜久田の家に遊びに来たお孫さん達が、夏の思い出として、この緑の様子も記憶の片隅に残ってくれたら、ちょっと嬉しいです。
郡司